犬の中耳炎を知る
外耳炎の延長で起こる病気
中耳炎の症状
外耳の炎症が中耳に広まる為に起こります。
多くの場合は外耳炎の症状も同時に見られるため、中耳炎だけの症状を確認するのは難しくなります。
症状が重い場合は、難聴になったり、鼓膜に穴があいたりすることもあります。
犬が難聴になると、飼い主が声をかけたり、近くで物音がしたりしても反応が鈍くなりますが、犬は徐々に耳が遠くなっていくので、飼い主が気づくまでには時間がかかることもあります。
中耳炎の予防・診断・治療
診断
耳の内部を耳鏡(じきょう)と呼ばれる器具で覗き、鼓膜に穴があいているか、炎症があるか、傷はあるかなどを確認します。
鼓膜に穴があいている時は中耳の炎症が疑われます。
治療
外耳炎の治療を行うことで内耳にも治療薬が浸透し、効果が現れます。
しかし、鼓膜に穴があいている時は、耳掃除などの薬液による掃除は行ってはいけません。